123 スマホの討論

武蔵の代表委員会では、現在スマホの取り扱いについて議論されています。中学生での議論の様子は校長散歩99でご紹介したとおりです。このたび、代表委員会ではそうした意見を踏まえ、『考えよう、スマホのこと』という一枚紙をまとめ、全校生徒に配布しました。
私は毎朝教室を巡回していますが、そこでこの紙が掲示され、また配布されているのを発見しました。内容は、現在は中学生では利用制限をしている現状と、なかなかそれが守られていない現状を踏まえ、「緩和推奨的な意見」と「規制強化的な意見」に集約し、まずは規定改正に向け、自分たち主体で、3学期は5項目(①インターネットの利用、特に個人情報の管理には最新の注意を払う、②他者に対する侮蔑的な投稿はしない、③法律を遵守し、違法行為を助長する投稿はしない、④利用時間の自己管理をする、⑤ＳＮＳ等を利用していない人を配慮する)を守っていこうという呼びかけです。
教員の指導ではなく、生徒主体で、生徒の合意形成を図るためこのような一枚紙にまとめ、自分たちで議論したメッセージを発出している。そして、生徒の意見を学校生活に反映させるため、説得力のある行動を呼びかける。
「武蔵生すごいなあ！」と、母校ながら思います。
スマホやネットの問題は、本当に大人も含め、現代人が向き合わなければならない重要な課題だと思います。生徒主体の動きを見守っていきたいと思います。
※写真の掲載については、代表委員会の許可をいただいています。