校長散歩

2019.11.28

  • #生徒の活動

099 中1組会合での討論−スマホの取り扱いをめぐって−

インターネット組会合
様々な視点から熱心な討論が続きました
11月22日、中1のクラスで組会合が行われ、その様子を見学しました。この日は代表委員会で議論されている、「中学校のスマホの取り扱いについて」の討論です。現在、武蔵ではスマホについて、高校生は良識に任せられており、特に制限はありませんが、中学生では学校への持ち込みは禁止していないものの、校内では使用しないことになっています。
この扱いについて、現在、代表委員会で議論がされているそうです。この日は、スマホの校内での取り扱いについて、授業の学習に使うこと、ゲーム機として使うことの是非について議論がされていました。
司会の生徒を中心に、二つの論点について賛成・反対の立場から様々な視点から意見が出されていました。司会の生徒も、個々の意見を板書しながら丁寧に取り扱い、上手に議事進行していて感心しました。
スマホの問題は学校現場のみならず、現代社会が抱えている問題だと思います。スマホを学校で制限しても家庭での扱いの問題があります。また中高生だけでなく大人にとっても問題です。複雑で難しい問題を考えるときは、「何が本当の問題なのか」を考えるようにしています。スマホに関しては、生徒がネットトラブルに巻き込まれる懸念、ネット依存・ゲーム依存に陥ってしまう懸念が最も深刻な問題だと思います。自分自身でコントロールすることが大切だと思いますが、中学生の段階でそれがしっかりできるのか。できるならばそれをどのように説得力ある形で示せるのかということが論点になると思います。
今日の話し合いで、様々な視点に気づかされたのではないでしょうか。そのことをきっかけに、一人一人がいかにスマホに向き合うべきなのか、理解を深めてほしいと思います。