校長散歩

2023.06.15

  • #グローバル

533 高校生の間に留学する「海外留学座談会」

座談会の様子
6月10日、演習室を会場に、「高校生の間に留学する『海外留学座談会』」が開催されました。
これは、高校卒業後ではなく、在学中に1年間程度の長期留学を希望する生徒のために、長期留学を経験した武蔵生が自主的に企画した座談会です。
集まってきた高校生・中学生7名を対象に、海外留学経験のある高3生と卒業生がプレゼンテーションをしてくれました。
2人は高1時にアメリカに1年間留学。留学に際し、①留学を決断する前の気持ち、②留学を決断したあとに準備すること、③留学中の学習と生活、④留学後に思うことに分けて、写真もまじえてわかりやすく話をしてくれました。また、海外留学にあたってのエージェンシーの見つけ方や奨学金の探し方など、具体的なアドバイスもしてくれました。
お金もかかるし、色々と失敗や反省点もあったかもしれないけれど、留学生活は楽しく、そこでの経験は自分たちを成長させてくれた。留学は面白い。ぜひ後輩たちにチャレンジしていってほしいとのことでした。
特に語学力については、「武蔵の授業をまじめにやっていれば英語力はつくし、現地では語学力が乏しくても友人はできるので、不安に思う人がいるかもしれないけれど、全く心配はない」という言葉が印象的でした。
私の高校時代には、今ある国外研修制度もなかったし、環境的に海外留学という選択肢もありませんでした。武蔵生と面談をしていると、先輩に聞くという観点から「武蔵時代にやっておけばよかったことは何ですか」と聞かれることがあります。もしもう一度戻れるなら、「海外に行くこと」というでしょう。武蔵のグローバル構想の「思いきって外へ もっと先へ」のスローガンにあるように、自分の狭い世界を飛び出していく先に「大きな成長の可能性があること」を、2人の話を聞いて思いました。10代の頭も心も柔らかいときに、そういうチャンスがあれば、ぜひものにしてほしいと思います。
この場を借りて、後輩のために素晴らしいプレゼンを行ってくれた2人に感謝したいと思います!