校長散歩

2022.10.21

  • #生徒の活動

465 完全燃焼の涙 ー高校サッカー部の活躍ー

校長散歩459でご紹介したように、高校サッカー部は全国高校サッカー選手権大会東京都大会のトーナメントを勝ち上がり、10月15日の土曜日、駒沢第二球技場で、Bブロックベスト8をかけた3回戦で関東一高と対戦しました。関東一高は、2年連続全国大会に出場し、昨年度は全国ベスト4。今夏もインターハイに出場している強豪です。
試合は白熱した好ゲームとなりました。前半武蔵が先制するも、関東一高も追いつき1対1で後半に。関東一高の攻撃に対し、武蔵もキーパーも含め守り切り、試合は延長戦に。延長戦でも決着はつかず、勝負はPK戦に持ち込まれましたが、残念ながら3-5で敗れました。
強豪校をあと一歩まで追いつめた武蔵の試合ぶりは、メディア(高校サッカードットコム)でも賞賛されています。見事な戦いでした。
試合に臨む先発メンバーの集合写真
私は当日、応援に行くことができませんでしたが、顧問の先生に話を伺ったところ、「生徒は120%の力を出し切り、本当によく頑張った」と讃えていました。部員たちは試合後、みな号泣していたそうです。
私はそれは「完全燃焼の涙」だと思います。悔しい気持ちもあるでしょうが、やりきったときに、わけもなく涙が止まらない。そんな涙を流せたことを素晴らしいと思います。
会場には、控えの部員だけでなく、多くの武蔵生や保護者・同窓生の皆様が応援にかけつけ、コロナ禍ではあるけれど、精一杯のエールを送ったそうです。
高3生はこれでついに引退。次の目標に向けて、頑張ってほしいと思います。最後まであきらめずに戦った姿は、受験勉強の最中、応援にかけつけてくれた高3生の仲間にも勇気を与えたことと思います。
そして高2以下の生徒は、驕ることなく、さらなる成長に向け、頑張ってほしいと願っています!