462 第107回ブラスバンド班室内楽班合同演奏会（その1）

10月9日、所沢市民文化センター MUSEのマーキーホールで、第107回ブラスバンド班室内楽班合同演奏会が開催されました。素晴らしい音響施設の会場です。今年度は、生徒・保護者も含め学校関係者はもちろん、一般の来場者もお招きしての開催となりました。
最初は室内楽班。2本のヴァイオリンとチェロによる3名からなる演奏です。1曲目はゲーム「東方見聞録」より『妖怪の山』。2曲目は映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より『ニュー・シネマ・パラダイス』と『ナタの愛のテーマ』。3曲目はヘンデルの「水上の音楽」より『アラ・ホーンパイプ』。そして最後はパッヘルベルの『カノン』。どれも多くの人々に親しまれている曲です。
息のあったアンサンブルでした。トト少年と映画館でフィルムを回す映写技師のアルフレードとの心の絆を描いた「ニュー・シネマ・パラダイス」は大好きな映画です。哀愁にみちた切ない旋律が胸に響きました。
最後に高1の班長からあいさつがありました。聞けば、2人になってしまった室内楽班に、夏前に1名が加入して3名に。7月から選曲をはじめ、夏休みは「青春は密だ」を実感できるほど、猛練習をしたそうです。
班員の減少により、弦楽四重奏（カルテット）もできなくなり、一時は「演奏会もやめようか」と思ったそうですが、それをはねのけた見事なアンサンブルでした。
音楽は世界共通の文化であり、一生の財産になります。楽器を通して心を重ね合わせるという作業は素晴らしいと思います。初心者も含め、途中からでも入部しようという人は、音楽部の部屋を覗くとよいのではないでしょうか。
素敵な演奏でした！