433 進路指導の取組　－中3キャリアガイダンスと高3進路ガイダンス－

7月7日と8日の両日、中3を対象にキャリアガイダンスを行いました。職業に就いている武蔵の先輩から話を伺い、実際の職業選択や進路選択に役立てようという試みです。
今回は80期生（2006年卒）の4人の先輩方に話をしてもらいました。いずれも30代半ばで、それぞれの分野で活躍し始めている人たちです。7日は臨床医療をしながら研究を進めている先輩と数学の教師をしている先輩、8日は物理学の研究者と証券会社での経験を生かしスタートアップ企業で取締役をしている先輩。生徒たちは希望する先輩の話を2日間で2～4つ聴くことができる仕組みにしました。
8日、物理の研究を行っている先輩の話を聴きました。武蔵時代の話から始まり、物理が好きでそのまま研究者の道に進み、大学院で留学しアメリカで博士号を取得したそうです。その後、日本の研究所に戻り、現在はそこで働いているとのことでした。先輩からは、勉強とは違う研究の意味に加え、研究者の生活スタイルや研究者のキャリアパスなどについて、具体的に話をしてもらいました。
この先輩も語っていましたが、語学力と海外チャレンジの重要性は、どの分野でも共通して語られているように思います。論文執筆や学会発表により、学問の世界に貢献しつつキャリア的にもステップアップしていく、少し年上の身近な先輩方の様子を見て、心に火がついた生徒たちも多かったのではないでしょうか。
翌7月9日には、今度は高校3年生を対象に進路ガイダンスが行われ、出願の手続きなどについて詳しい説明が行われました。高3生はいよいよ大学受験が目前に迫ってきました。武蔵生には「学びの基盤」があるので、必ず後伸びしていきます。「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で、「進路希望の実現」を図ってほしいと思います！