校長散歩

2022.07.08

  • #生徒の活動

430 投票率が大きく向上しました!

投票結果についての選挙管理委員会の報告
校長散歩426でご紹介した「春の選挙」についてです。6月25日になりますが、その投票結果が公表され、次期強歩大会小委員長と記念祭小委員長が決まりました。
特筆すべきは、投票率が大きく向上したことです。今回の投票率は全体では70.1%。次期強歩大会や記念祭には直接関係ない高3生については投票率が低かったのですが、高3生を除くと80%を超えるという高投票率でした。
選挙管理委員会によると、記録の残っているここ18年間の投票率を見る限り、30%台から高くても50%台で推移しており、投票率が70%を超えるのは、少なくとも18年ぶりではないかとのことです。
今回の高投票率は、選挙管理委員会の地道な努力の成果と、三つどもえの白熱した選挙戦が行われことがその要因ではないかと思います。
多くの学校では、生徒会の選挙は教室内で一斉に投票用紙を配る仕組みを取っているようですが、武蔵ではそうしたことはせずに、あくまでも「自主的な投票行動」を基盤にしていることは素晴らしいことです。一方、私も武蔵着任以来、校友会選挙の投票率が低い傾向にあることを憂慮していました。そうした中での今回の高投票率は率直に嬉しく思いました。
投票率の問題は民主主義の成熟と関連していると思います。現在、日本でも投票率の低さ、特に若い世代の低さが指摘されています。おりしも参議院議員選挙の投票日も近づいています。政治参加・社会参加の大切な手段として、生徒諸君には、投票所に必ず足を運ぶ行動を身に付けてほしいと期待しています。