校長散歩

2022.05.02

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404 地理オリンピック・地学オリンピックW金賞

校長室での記念撮影
4月19日、高2の山田君が校長室に来てくれました。山田君は、この三月に行われた第16回科学地理オリンピックと第14回日本地学オリンピックで共に金賞を受賞しました。本当に紙一重の差で、惜しくも世界大会出場は逃しましたが、「あっぱれ」と言える見事な成績です。校長室では、大会実行委員会から預かった表彰状と金メダルを授与しました。
山田君が両オリンピックに挑戦しようとしたのは、コロナで休校が続いた中3のときだそうです。もともとは天体や地質が好きだったので、せっかくの時間を利用して、夏休みも使いながら、勉強を始めたとのこと。そして、昨年度に続いて今年度も受賞を果たしたとのことでした。
それにしても「地理」と「地学」の二刀流。この両者の関係を山田君に聞くと、「地学は地面の下。地理は地面の上」と答えてくれました。なるほど、両方はつながっています。
様々なことに興味をもち、しかも深掘りしていることは素晴らしいと思います。これからの時代に求められる人間として、よく「T字型人間」という言葉が言われます。T字の横棒のように幅広い教養・関心をもちながらも、縦棒のような深い専門性を持った人間。さらに最近は「π(パイ)字型人間」と言われるように専門性は一つとは限りません。山田君の二刀流を見て、そんな言葉を思い出しました。
山田君はまだ高二生。来年も挑戦し、今度こそ世界大会に出場したいとの抱負も語ってくれました。ぜひ頑張ってほしいと思います。そして中学生も含め、後輩たちもどんどん続いていってほしいと思います。
おめでとうございました!