校長散歩

2022.03.14

  • #授業
  • #行事

380 中2みなかみ発表会

教室内での発表の様子
 3月12日、中2が「みなかみ」を題材に進めてきた課題研究の発表会が行われました。
中2ではこの一年間、現地のみなかみ町のご協力を得ながら「環境学習」を進めるとともに、校長散歩334でご紹介した日帰りの「みなかみ実習」でのフィールドワークを踏まえ、課題研究を行ってきました。
その成果を、一人一人の生徒がパワーポイントのスライドにまとめ、この日の発表会となりました。まん延防止等重点措置が適用される中での開催でしたので、クラスの参加者も半分にし、午前中は出席番号の前半、午後は後半の生徒に分けて行いました。また、二年前の発表会では、保護者の方にもお越しいただきましたが、本日は対面ではなく、Zoom配信で見ていただくことにしました。
テーマは様々です。環境保全や自然保護、エコツーリズム、真田氏の歴史や城の形状、地元の鉄道や交通問題、観光振興の問題、人口減少などの過疎問題など、生徒たちが「みなかみ」をもとに考えたことを、それぞれの研究テーマに設定していました。
感心したのは、全員がパワーポイントを用いてプレゼンを行えたこと。その内容も画像やグラフなどを使って伝わりやすく加工されていたこと。クイズや問いかけを行うなど導入部の工夫がされていること。課題設定から解決案の提示まで、プレゼンの展開が上手にできていること。そして柔軟な発想からの様々な解決案を提示しようとしていること。司会進行は、生徒が自主的に進めながら、みな楽しそうに発表していたのが印象的でした。
武蔵では中3に進級すると、社会での「卒論研究」が始まります。問いの立て方、先行研究によるレビュー、フィールドワークやデータ分析の留意点、執筆上のルールなどを学び、いよいよ『論文執筆』に挑戦していくことになります。この調子で前向きに取り組んでいけたら、レベルの高い研究が期待できると思いました。
多くの保護者の方にもご視聴いただきました。この場で御礼申し上げます。