校長散歩

2022.03.02

  • #授業

378 コロナ禍でのオンライン授業

次の日のオンライン授業に向け、充電をしている各学年のiPadセット
2月26日、3学期最後の授業が終わりました。
3学期はオミクロン株の急拡大もあり、教育活動を行うのが大変でしたが、生徒の頑張りや保護者の皆さんの協力もあり、対面授業をやり続けることができました。感謝しています。
それでも、コロナに罹患したり濃厚接触者に指定されたりして、しばらく登校することができない生徒が少なからず発生したのが、この3学期の特徴でした。
そんな際には、家庭で学んでいる生徒たちのために、iPadを教室に持参してカメラとしてセット。そのまま授業をオンライン配信しました。具体的には、学年ごとにカメラをセットする教室を指定。選択授業の関係や実技授業の関係で、すべての授業をオンライン配信するというわけにはいきませんでしたが、可能な限りの対応はできたと思います。
手探りながらシステムを開発したのは先生方と事務室の皆さん。毎日、授業担当の先生方は、充電をしたiPadをかごに入れて教室に持っていきました。コロナ禍での教職員の矜持と奮闘に敬意を表したいと思います。
いよいよ来週からは学年末試験が始まります。感染状況も依然として高い水準にあります。こうした状況ですので、体調不良のために試験を受けられない場合もあるかと思います。そうした場合などは、適切な対応をしたいと考えています。
生徒たちも、世の中の混乱と、感染の不安の中で、これまでよく頑張ってきています。どんな状況でも、自分の心身としっかり向き合い、体調の悪い時は無理をせず、一方で、頑張れる時は頑張る。将来に向けて柔軟に前進できるような逞しさを身につけてほしいと願っています。