校長散歩

2022.03.01

  • #授業

377 武蔵の授業15 -中2理科「三角測量」-

三角測量をしている生徒たちの様子
2月25日、校内を歩いていると中2の生徒たちが、「測量」をしていました。聞いてみると、科学Aの授業で、この日は「三角測量」の実験。
距離がわかっている三角形の底辺ABを「基線長」として、両端の二点から距離を測りたい前方の目標物Cへの方向角ACとBCを作図し、三角関数を用いて基線から目標物までの距離を計算するものです。
この日体験したのは平板測量。目標物はバスケットのゴール。水準器で水平を確認した平板の上に置いた地図に、「アリダ—ド」と呼ばれる器具で目標物を確認し、地図に方向線を引いていきます。得られたデータをもとに、目標物までの距離を計算します。
並行して学習している天文分野でも、こうした三角測量が天体間の距離をはかる技法として応用されていることを学習しており、この日の実験はその原理を知る上で貴重な体験になりました。
生徒たちは楽しみながら、実験に取り組んでいました!