校長散歩

2022.02.24

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375 総合講座合同発表会

ドローン体験のプレゼンの様子
2月19日、土曜日の放課後の時間を使って、初めての試みとして「高1総合講座活動報告会」が視聴覚室で行われました。
「高1総合講座」では、様々な講座が開講され生徒たちはそれぞれの興味関心に応じ探究的な学びを行っています。一方で、それぞれの講座内での活動に閉じているので、他の武蔵生がどんなことをやっているのかについて、これまであまり知る機会はありませんでした。
そこで、生徒の有志たちが企画し、特に社会課題に向き合っている講座を中心に、この日の報告会となりました。
発表した講座は、「沖縄探究」「情報化におけるビジネスプランを考える」「国境の島『対馬』を体験する」「日本の農業について考える」「これからの医療を考える」「ドローン体験」「フィールドワーク研究会」「SDGs実践講座-宮城・鳴子での林業体験-」の8講座。40名あまりの参加者が集い、それぞれ20分程度のプレゼンを行いました。対面参加だけでなく、Google Classroomでの呼びかけを通じて、希望者にはZoom配信も行いました。
生徒の発表を聞いていて素晴らしいと思いました。対馬あるいは鳴子などでの実際のフィールドワークを通しての気づきやつながりは大きな財産になったと思います。(沖縄は今後実施予定) また、農業や医療などの実際の担い手からのメッセージは生徒の心に火をつけているように感じました。河川の研究や10年後のPCを想定したビジネスプランの検討もうならされました。SDGsに言及している発表も多く、それぞれの窓から「社会」を見据えていることも頼もしく思いました。 
武蔵には以前から探究活動を重視してきた文化がありますが、こうした探究活動は、現在、日本中の学校で重要視されているものです。また、その活動を進めるにあたっても諸費用がかかります。このため、本校では昨年度から、こうした活動を行う全国の高校を支援する三菱みらい育成財団の助成も受けており、本日はその関係者もリモートで参加していただきました。他校の学びからも、大いに刺激をもらってほしいと思っています。
来年度からは、カリキュラム変更に伴い、この総合講座も高1の学年指定がなくなり、学年を越えた自由選択科目となります。多くの武蔵生が自分の好奇心を追求し、さらに社会と積極的につながっていくことを期待しています。
発表した生徒諸君、お疲れ様でした!