校長散歩

2022.02.21

  • #授業

373 武蔵の授業13「総合講座-世界のリズムをたたく-」

バタをたたいて、リズムを合わせる生徒たち(手拍子は関先生、踊りは講座担当の教師)
2月17日 武蔵の「総合講座」では、多種多様な講座が開講されています。その中の一つが今年度開講された「世界のリズムをたたく」。言葉を介しなくても世代や国境を越えて人と人が歓びを共有できるのが音楽です。そのことを体感するために、特に世界の様々な打楽器を通して、「リズム」を習得することを狙いとしています。
この日の打楽器はキューバの「バタ」。三本一組の両面太鼓です。バタの奏者でもあり、パーカッショニストとして活躍されている関弘太氏を3回にわたってお招きし、生徒たちに直々に指導していただきました。
3名の生徒は、それぞれのバタをたたきながら、まるで会話を楽しむようにリズムを習得していきます。実際には、このリズムに沿って、宗教儀式の中で、歌や踊りがされるそうです。
関さんは「お互いの顔を見て」と絶えずアドバイスをされていました。途中でリズムが変わったりして、なかなか難しいのですが、それでも互いの顔をみながらバタのリズムをあわせていく中で、生徒は色々なことを学び気づいていったと思います。不思議なもので、段々と一体感が高まり、楽しい空間ができあがっていきました。
今日は本講座の一年間の最後の授業でもありました。生徒たちに感想を聞くと、「色々な打楽器に挑戦して難しかったけれど楽しかった」と語っていました。
自分の主張をしながら、他者と協働していく。太鼓のリズムの修得を通じて、コミュニケーションを図る楽しさと面白さを生徒たちは体感していったことと思います。
お忙しい中、ご指導をいただいた関先生にこの場を借りて御礼申し上げます。有難うございました。