校長散歩

2024.07.12

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665 中3 キャリアガイダンス

キャリアガイダンスの様子
7月6日、特別授業の一環として、中3のキャリアガイダンスが行われました。これは、生徒の進路選択に役立てようという趣旨で、様々な職業に就いている武蔵の先輩たちに話を聞こうというものです。生徒たちから見て、「ちょっと上の先輩」ということで、30代半ばくらいの卒業生の皆さんに学校に来てもらいました。
この日お呼びしたのは、編集者、レストラン経営者、弁護士、医学部助教、技術研究者、シンクタンク研究員の6名。生徒たちは興味のある分野を2つ選択し、3限と4限の時間を使って、1時間ずつ先輩たちの話を聞きました。
武藏時代のこと、大学時代のこと、職業選択のプロセス、実際の職業生活で感じていること、これからの抱負など、身近な先輩なだけに、生徒たちにとって興味深い話です。
弁護士をされている先輩の話を1時間聞きました。武蔵時代のこと、京都で学んだ大学時代のこと、法学とはそもそも何か、弁護士の仕事の実際、職業生活に少し行き詰まりを感じ留学したときのこと、そこで経験したことを踏まえて現在の弁護士の仕事をしていることなど、とても楽しく刺激的な話でした。
「法学には正解はない。どれだけ依頼者に寄り添えるかが大事」「弁護士といっても法廷に行くだけでなく様々な仕事がある」「留学はいつでもよいが、行きたいときに行った方がよい。武蔵在学中のチャンスを生かすこともよい」「留学での経験を踏まえ、結果として、現在は世界と日本をつなぐ仕事をするようになった」など、どれも「なるほど」と思える話ばかりでした。一方、お話しいただいた先輩に感想を伺うと「みんな真剣に聞いてくれて、武蔵生はいいなあと思った」とのこと。嬉しく思いました。
他の会場も垣間見させてもらいましたが、卒業生の皆さんが、好きなことに打ち込んで、それぞれの人生を歩んでいる様子を見て、「やっぱり武蔵生だなあ」と感じました。
中3というと将来のことは先だと思いがちですが、今日のお話も参考にしながら、「それぞれの未来をどうしたいのか」について、おぼろげながらもしっかりと考えてみるとよいと思います。
後輩のために、お話をしていただいた先輩方にこの場を借りて御礼申し上げます。