校長散歩

2024.07.11

  • #授業

662 高2 いのちの授業

講演会の様子
7月4日、特別授業の一環として、高校2年生を対象に、校長散歩578でご紹介した昨年の助産師さんの「生命の誕生」のお話を踏まえ、視聴覚室を会場に「いのちの授業~性感染症講演会~」が行われました。
内容は2本立て。まず練馬区保健所の方をお招きし、「性感染症について」の簡単な講義。続いて認定NPO法人ぷれいす東京の加藤力也講師をお招きし、「HIVとともに生きるために」という演題での講演をしていただきました。
練馬保健所の方からは、性感染症の概要、予防、相談先の紹介とともに、梅毒の感染が拡がっている現状についてのお話がありました。
続いての講演では、HIV/エイズの基礎知識から始まり、HIV陽性者の実際や差別・偏見の問題、さらに性とコミュニケーションのルールについて、配布された「SEXUAL HEALTH BOOK」も参照しながら語っていただきました。
コミュニケーションは「人を見極める力」であり、自分を大切にすることや「助けて」と言えることの必要性についても話されていたのが印象的でした。
将来、成熟した、そして真に信頼され尊敬される大人になるために、ジェンダーの問題も含め、様々な機会をとらえて、「人権感覚」を繰り返し磨いていくことが大切だと思っています。
お忙しい中、講演に来ていただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。