校長散歩

2024.07.09

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660 池田学園長特別講義「医学部進学を目指す武蔵生へのキャリアガイダンス」

講演会の様子
7月3日、1学期の期末試験が終わりました。その日の午後、池田康夫学園長の特別講義「医学部進学を目指す武蔵生へのキャリアガイダンス」が行われ、試験終了直後にもかかわらず、視聴覚室に中1から高3まで30名の生徒が集まりました。
池田学園長は武蔵36期の卒業。慶應義塾大学医学部卒業後、米国ブラウン大学留学、慶應義塾大学教授・同大学医学部長を経て、同大学名誉教授さらに早稲田大学特命教授を務められています。血栓止血学、血液学における日本の第一人者。2013年より武蔵学園副理事長を経て、2021年4月より学園長に就任されています。
その豊富な経験を踏まえ、武蔵生に医学部進学後のキャリアについて、具体的に説明をしていただきました。医師というと臨床医・開業医を想像しがちですが、決してそれだけではない。医学部卒業後の臨床研修の仕組みからはじまり、その後のキャリア形成にも様々なコースがあること、とりわけ医学研究の重要性や臨床を踏まえ医学研究も行う「Physician Scientist」を目指す期待を、医学・医療分野で活躍する多くの武蔵の先輩たちの歩みを紹介しながら、後輩の武蔵生に語っていただきました。また、国内のみならず、海外の医師養成事情や海外留学のパターンなどにも触れていただき、生徒の視野が広がったと思います。
講義後は、熱心な質疑応答が続きました。受講した生徒に話を聞くと、「医師といっても色々なコースがあることを知り、衝撃だった」と語っていました。医学部を志す武蔵生のキャリア形成に大いに役立った、あっという間の90分でした!