校長散歩

2024.06.24

  • #その他

655 教員の研究成果2 -東京都私学財団賞受賞-

校長室での記念撮影
武蔵の教員が、教育活動のかたわら研究心を持って研究活動に取り組んでいることは校長散歩649でご紹介したところですが、このたび私学の学校現場に対し研究助成を行っている東京都私学財団より、嬉しい知らせが届きました。本校の赤間教諭と前廣教諭の共同研究が、令和5年度に応募のあった14件の研究の中でも特に優秀であると認められ、「東京都私学財団賞」を受賞しました。
研究題は「理数系教科におけるICT機器を利用した授業の設計と評価」。コロナ禍で導入が促進されたタブレットなどを用いながら、数学科と理科においてICT機器を利用した学習指導の年間カリキュラムを設計するとともに、授業を受けた学習者の認識について定期的に調査し、その変容について研究を進めました。選考にあたっては、「理数系教科における授業モデルの提示と、学習者の認識調査に基づく効果の考察により、今後のICT活用授業の実践に大きく寄与する優れた研究」と評価されました。
6月18日、お二人の先生が校長室に報告に来てくれました。赤間先生は、「受賞は励みになり、今後とも気を引き締めて取り組んでいきたい」と、また前廣先生は、「教科連携の研究ができたことが意義深く、今後も分野横断的な観点を大切にしていきたい」と喜びとともに抱負を語ってくれました。
今回の研究で取り上げられた主題は、まさに、今我々が直面している課題であるとともに、日々の授業に役立つ内容だと思います。今後とも、よりよい授業の実践に向け、教科はもとより教科の枠を越えて、その研究成果を大いに役立てていってほしいと思います。
おめでとうございました!