318 夏の思い出4　−日帰り山上学校4「青山寮」−

約4時間強のコースの最終ゴールは赤城青山寮です。生徒たちは班ごとに、大沼（おの）湖畔を歩きながら、15時を目途に戻ってきました。
青山寮に着くと、恒例のどら焼きと牛乳。山歩きをしたあとのおやつは、格別の味がします。
その後、閉校式を終え、生徒たちは青山寮に別れを告げ、バスに乗って学校へと戻っていきました。
長く受け継がれてきた山上学校のねらいは三つあります。
１　自らの判断で自らを律し、自らの信念で進んで行動できるようにする。主体的に行動することによって、生きる自信を獲得させ、自立への一歩を踏み出させる。
２　自然と親しみ、自然から学ばせる。山では、山の理に従うことを学ぶ。
３　共同生活によって社会性を養い、自治の力を獲得させる。民主的に問題解決できる人間に育てる。
簡単に言えば、「主体性」「自然」「自治」ということでしょう。残念ながら、今年度は宿泊による共同生活はできませんでした。それでも限られた行程の中で、自然を舞台に、生徒たち主導で、協力して山道を歩いた経験は、貴重なものになったと思います。ぜひ、今後の武蔵での生活に生かしてほしいと思います。
コロナ禍での、また緊急事態宣言下での学校行事でした。今回の準備は学年の先生方を中心に大変でしたが、生徒の楽しそうな様子を見て、実施できて本当に良かったと思いました。また、ご理解ご協力をいただいた保護者の皆様方にも、この場を借りて感謝いたします。有難うございました！