校長散歩

2021.06.09

  • #行事

293 記念祭3 −合気道演武会−

合気道演武会の画像
合気道演武会の様子
6月5日、合気道演武会が体育館の一階合気道場で開催されました。今年度は新型コロナウィルスの関係もあり、運動部の参加も限定されましたが、体育館では合気道部と卓球部が企画を行いました。
私が在学していたころも、合気道の同好会がありました。武道のうち柔道ではなくて、「何故、合気道なのだろう」と不思議に思っていましたが、今も脈々と継承され、合気道部として存在していることを嬉しく思います。多くの人の尽力があったのだと思います。
合気道は、柔術や剣術を基に、大正末期に完成した日本の武道だそうです。ただ、他の武道のような「試合」がありません。それは相手を尊重する気持ちが込められているとのことです。生涯をかけて稽古を積み重ね、心身の成長を図ることが求められ、老若男女がともに稽古をするというのも大きな特徴です。
演武会は、礼から始まり、二人一組の受けと取りで、片手取、投げ技などの演武が次々に披露されました。
よく「護身術」として合気道が紹介されることがありますが、相手の力をうまく利用して相手を投げている様子を見て、「なるほど」と思いました。また、さすが高校生ともなると「佇み方が違うなあ」と感心しました。
ぜひ生涯にわたって取り組める武道の礎を、中高時代に作ってほしいと思います。