265 第99回記念祭校長インタビュー撮影

2020年度はコロナ禍によって様々な教育活動が中止を余儀なくされました。特に武蔵の三大行事である「記念祭」「体育祭」「強歩大会」も中止となり、活躍の場が失われたことに断腸の思いを抱いていた人も多いことと思います。そのような人たちの思いも背負って、2021年度の第99回記念祭の小委員会の諸君は、何とか記念祭を開催しようと奮闘してきました。
密を避けるためには来場制限をせざるを得ないことから、来られない人のためにオンラインでも開催することを企画したり、秋には感染者が減少してきたことに希望を見出し、事前予約制で一般来場者も呼ぼうという方針を打ち出したりして、その準備を進めていたところです。しかし、3学期に入り、東京は再び緊急事態宣言下に置かれることとなり、放課後の校友会活動も2か月半にわたりできなくなりました。また、この先の感染状況がどうなるかも依然先行き不透明です。
こうした状況を踏まえ、学校側と記念祭小委員会とで考え抜いた結果、第99回記念祭は当初予定の４月下旬から6月5日（土）6日（日）に延期。来場は生徒および保護者のみ可とし、一般客の招待は断念。記念祭Webページを中心に楽しんでいただくことにしました。
初めての試みである「オンライン記念祭」についてはノウハウの蓄積がなく、困難なことも多いかもしれませんが、武蔵の記念祭を楽しみにしている多くの人たちに向けて良いコンテンツをたくさん発信できるよう、頑張ってほしいと思います。
ワクチンの接種開始が報じられる一方で、感染者数の増減に一喜一憂する日常は当分続くと思います。そうした中においても、最善を尽くさんとする武蔵生諸君の頑張りにより、中止を余儀なくされた昨年の98回記念祭から一歩進めた、コロナ禍ならではの記憶に残る記念祭が実現されることを期待しています。
そうした中、3月13日になりますが、記念祭インフォメーションパートの生徒たちが校長室を訪れ、「校長インタビュー」の映像を撮っていきました。きっと上手に編集をすることだろうと思います。記念祭に向けて、困難な道を生徒たちは歩き出しています。