校長散歩

2021.03.25

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261 高3生国外研修奨学生への記念品・特別奨励金目録の授与式

国外研修生授与の画像
記念品と目録の授与
武蔵では、第二外国語の学習を踏まえるなどして、高2から高3の春休みの期間などを利用して最大2か月、ドイツ、オーストリア、フランス、イギリス、中国、韓国の提携校に生徒を派遣する「国外研修制度」があります。この研修は提携校で学校生活を送ることに加え、各自が企画する自主旅行も認めています。引率はありませんので、ある意味では「武者修行」ですが、その往復渡航費については、同窓生からの寄付を財源に学園から支給されています。
しかしながら、今年度は新型コロナウイルスの影響により、派遣は中止を余儀なくされました。
一方、この研修制度が始まり本年で33回目になりますが、これまで全派遣生の研修が中止になったという学年はありませんでした。そこで、国外研修第33回生として選ばれた生徒のこれまでの努力と熱意を称え、彼らの卒業に際し、記念品を贈呈することにしました。
さらに、コロナの感染終息状況を勘案しつつ、近い将来、彼らが目標としてきたそれぞれの海外の地での研修をぜひ実現してもらいと考え、卒業後の自主研修を支援する往復渡航費に当たる「特別奨励金」を学園から支給していただくことになりました。
3月17日、当該の国外研修奨学生16名に集まってもらい、記念品と特別奨励金目録を授与しました。一年前、校長室に生徒を集め、コロナの感染状況を踏まえ、「中止」の決定を伝えたときのことを思い出しました。
生徒にとってはサプライズな贈り物だったと思います。
「世界に雄飛する」、さらに「東西文化の懸け橋になる」という武蔵の三理想に込められた思いを受け、ぜひ大きく羽ばたいていってほしいと願っています。