校長散歩

2021.03.24

  • #行事

260 2020年度・終業の日

終業の日の検温の画像
終業の日も検温から始まりました。
3月17日、緊急事態宣言が発令されている中、2020年度の終業の日を迎えました。
今年度を振り返ってみると、何といっても新型コロナウイルスに翻弄された一年でした。この日も生徒たちは、いつものようにマスク姿で登校し、手指消毒をしたうえで、検温を受けることから学校生活がスタートしました。
検温についても、振り返ってみれば、校長散歩169などで紹介したように、大規模なテントを張って、急きょ調達した非接触型検温計で行ったのが最初でした。その後、やり方は少しずつ変化してきました。現在は4台のサーモグラフィを使い、生徒も自主的に計測しています。その動線もすっかり定着したところです。
終業式は放送により行いました。私からは、生徒たちに対し、「一年間よく頑張った」と褒めるとともに、今年10年が経過した東日本大震災について触れました。
そこで問いかけられたことは、①人は「理不尽」にどう立ち向かうのか、②人は「突然の死者の存在」にどう向き合っていくのか、③果たして「想定外」は許されるのかということだと思います。
これらの問いかけは、75年前の敗戦時とともに、コロナ禍においても突き付けられている問いかけだと思います。武蔵生にはぜひとも自分の頭で考えてほしいと思います。
校長の話のあと、各クラスで会合を行い、それぞれの終業を行いました。いよいよ明日から春休みに入ります。引き続き健康管理には気を付けながら、元気に過ごしてほしいと思います。