校長散歩

2021.03.15

  • #授業

254 武蔵の授業11 中1道徳

中1道徳の画像
ワークシートに取り組む中1の生徒たち
3月12日、中1の教室で校長による「道徳」の授業を行いました。「道徳」の授業は担任の先生が行っていますが、時々私も教室にお邪魔して話をしています。
今年度の私の道徳の授業は、「武蔵の三理想」を題材に行いました。オンライン授業では武蔵の歴史について調べ、また、対面授業になってからは、三理想に沿って、「自ら調べ自ら学ぶとは?」「世界に雄飛するとは?」というテーマについて、先哲の思想や武蔵OBの皆さんの体験などをもとに考えてきました。
今日は、その最後として、三理想のうち残された一つである「東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」について考えました。このテーマは一番わかりにくいと思います。そこで、考える題材として、日本を代表する仏教学者であり禅の研究家である鈴木大拙の「東洋的見方」を取り上げました。
生徒たちは、難解ながらも資料をよく読み込みました。そして、その読解を踏まえ、「東西文化融合」に向け、何を意識して努力すべきかを考えました。本来なら、生徒間の対話をしたいところですが、コロナ禍ということもあってなかなかできません。私とのやり取りのあと、生徒はそれぞれ用意されたワークシートに、自らの考えを書きました。
中1生諸君はまだまだあどけない表情をしていますが、いつの日か、政治・経済・文化など様々な分野で「東西文化の懸け橋になる」人として育っていくことを期待しています。
※生徒から「校長散歩に載らないの?」との発言があり、ご紹介することにしました!