校長散歩

2020.07.28

  • #授業

180 特別授業が始まりました

野球部部活動見学の画像
中学野球部の部活動見学で、先輩と体操をする中1生
7月27日、武蔵恒例の「特別授業」が、時差登校を行いつつ、始まりました。「特別授業」は校長散歩36でも紹介したように、普段の授業では味わえない授業や講演を、生徒の自主的な企画を軸に運営するもので、「自調自考」の武蔵ならではの特色的な取組の一つだと思います。
ただし、本年度は新型コロナウィルスの影響もあり、生徒の自主的な企画は中止にし、1学期中に十分にできなかった授業を中心に、教員主体での無理のない授業編成としました。
私は中1を対象に「道徳」の特別授業を行いました。今年度は組主任の先生方とも連携して、私も「中1道徳」の授業を担当しています。一学期はオンラインでの教材配信しかできず、十分に時間が取れませんでした。
そこで、特別授業期間に各クラス1コマずつの授業を行うことにしました。今後、2学期から3学期にかけて、「武蔵の三理想」を「深堀り」する形で授業を展開していくことにしています。
今日は三理想の一つ「自ら調べ自ら考える」について取り上げました。なぜ自調自考が必要なのか。それはどういうことなのかという命題を、カントの考え方やベーコンのイドラ論を切り口に、生徒とのやりとりを通して考えてみました。
中1生は素直で元気。色々と面白い発言があります。今後の展開が楽しみです。
放課後には、中1の「部活動見学」も始まりました。例年の入学とはあまりにも違う始まりでしたが、中1の諸君も武蔵生活に少しずつなじんできていることを嬉しく思います。