校長散歩

2019.11.27

  • #授業

097 中3卒業研究

中学卒業研究
非正規雇用の問題について中間発表する生徒
11月21日 武蔵では中3社会の授業で、『卒業研究』を行っています。
生徒はそれぞれが設定した課題について研究し、最終的に論文にまとめあげます。10月から私も産休職員のピンチヒッターとして、その授業担当になりました。中3の3つのクラスの授業に参加し、生徒の中間発表についてコメントしています。
生徒の中間発表を聞いていて感心することはまず研究主題の設定力です。地球温暖化などの環境問題、EU離脱などの国際問題、過疎過密などの地域問題、高齢者などの福祉の問題をはじめ、現代社会が抱える様々な課題にアプローチし、しかも極めて高いレベルの研究を行っている者も多数います。
時々の発表では、まずそれまでの研究成果について14分間の発表を行います。中には、紙ベースだけでなく、パワーポイントを使う生徒もいます。
その発表のあと6分間の質疑応答が続きます。これも感心しますが、質問がないということがなく、よりよい研究をサポートするために、様々な視点から鋭いやり取りが続き、時間があっという間に過ぎていきます。
2学期で中間発表は終わり。その後、冬休みも活用して生徒は論文執筆にとりかかります。最終形が楽しみです。