校長散歩

2019.10.25

  • #武蔵の風景

077 大欅 —武蔵のシンボルツリー—

大欅
10月23日、久しぶりの青空が見えました。台風以来、ずっと雨空が続いていましたが、やっぱり「青い空はいいな」と思います。
武蔵のシンボルツリーは欅(けやき)で、校内のエントランスにも欅がすくすくと伸びています。武蔵讃歌の二番にも「庭面(にわも)にそそる大欅」と謳われています。それでは、その大欅はどこにあるかというと、大学図書館の建物と大学3号館との間にあります。
大欅を取り囲む大学3号館は、1968年までは旧制武蔵高等学校、そして新制武蔵高等学校中学校の授業に使用されていました。旧制武蔵高校の開校数年後、この中庭に大講堂を建設するという計画が持ちあがりましたが、「大欅はどの教室からも見ることができて、生徒の心も穏やかになろう」という教授会の話し合いで、その計画は変更になり、大欅は残ったということです。大欅は創立時にはすでに大木であったと記録にあり、樹齢は推定150年以上。「ねりまの名木」にも指定されています。
もし訪れたことがない方がいたら、ぜひ訪れてみてください。